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失踪事件「勝手に」終了か 韓国・済州島の警官 約300件再調査

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失踪事件「勝手に」終了か 韓国・済州島の警官 約300件再調査

韓国南部・済州島で警察官が失踪した女性の安否を確認しないまま、行方不明届の提出から約2時間半で事件を終結させていたことが判明し、波紋を呼んでいる。同じ警察官が別の失踪事件でも同様の処理をしていたことも明らかになり、韓国メディアは「セルフ(捜査)終結」などと厳しく批判。この警察官が過去に担当した事案を警察が再調査する事態となっている。

韓国日報などによると、女性は済州島に長期滞在中だった5月12日、宿泊施設を出た後、連絡が取れなくなった。3日後に交際相手が警察に行方不明届を出したが、その日のうちに30代の担当警察官から「女性と連絡が取れた。本人は居場所を知らせたくないと言っている」と説明を受けた。

しかし、その後も女性と連絡が取れない状態が続いたため、家族が7月中旬に再び警察に届けを提出。女性の顔写真などを公開し、情報提供をよびかけた。警察、消防、軍などは今月24日に大規模な合同捜索を行い、女性が滞在していた宿泊施設から直線距離で約400メートルの場所で遺体を発見した。

大規模捜索に至るまでの過程で、警察は最初の行方不明届の処理経緯も調査した。その結果、届けを受理した警察官が女性と連絡を取った記録が残っていなかったことが判明。警察官は行方不明届の受理から約2時間半後、女性と連絡が取れたとして現場での捜索を打ち切らせ、失踪者管理システムから女性の記録を削除していた。

更に、同じ警察官が7月に担当した別の60代男性の失踪事件でも、本人と連絡を取っていないにもかかわらず、女性の事案と同様に家族に「本人と連絡が取れた」と説明し事件を終結させていた。この男性も今月22日、遺体となって発見された。

済州警察庁は25日、職務放棄などの疑いで警察官を逮捕。警察官が失踪事件を担当していた約1年5カ月間に処理した298件を再調査している。【ソウル日下部元美】

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