欧州で皆既日食 日食グラス「争奪戦」で27年ぶりの神秘に酔う
月が太陽を完全に隠す皆既日食が12日、スペインやアイスランドで観測された。欧州主要国での観測は1999年以来27年ぶり。英国などでも太陽の大部分が欠ける日食が見られた。人々は日食グラスをかけるなどして空を見上げ、神秘的な天体ショーに酔いしれた。
欧州メディアによると、皆既日食はスペイン北部ビルバオ、東部バレンシアやアイスランドの一部などで夕方以降に見られた。西方の見通しが良い場所には国内外から多くの人が押し寄せた。
英国では各地で部分日食が見え、ロンドンの高台や公園にも大勢が集まった。午後7時すぎ、太陽の大半が隠れると、その目は空にくぎ付けになった。アントニオ・バジェルさん(30)は「大学で天文学を教えていた父の影響もあり、こういう天体現象が大好き。本当にいい経験になった」と話した。
欧州各地ではこの日が近づくにつれ、日食グラスが品切れとなる店舗が続出し、“争奪戦”の様相に。販売する店には連日、長蛇の列ができた。【ロンドン福永方人】
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