ハイエンドスマホ向けSoC「Snapdragon 8 Elite Gen 6/Elite Extreme Gen 6」をQualcommが発表
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Qualcommが2026年9月22日、ハイエンドスマートフォン向けのSoC「 Snapdragon 8 Elite Gen 6 」と「 Snapdragon 8 Elite Extreme Gen 6 」を発表しました。いずれもスマートフォン上で動作するAIの処理能力を強化しているのが特徴で、上位のExtremeモデルはさらにゲームの描画機能や動画撮影機能も拡充されています。 Snapdragon 8 Elite Gen 6 Mobile Platform | Qualcomm https://www.qualcomm.com/smartphones/products/8-series/snapdragon-8-elite-gen-6-mobile-platform Snapdragon 8 Elite Extreme Gen 6 Mobile Platform | Qualcomm https://www.qualcomm.com/smartphones/products/8-series/snapdragon-8-elite-extreme-gen-6-mobile-platform 今回発表された2モデルはいずれも2nmプロセスで製造され、Qualcommが開発したArmベースの「Oryon」CPU、画面描画を担う「Adreno」GPU、AI処理を担う「Hexagon」NPUを搭載します。QualcommはSnapdragon 8 Elite Gen 6とSnapdragon 8 Elite Extreme Gen 6の両モデルをフラッグシップ製品と位置付けており、特にExtremeモデルを同社のスマートフォン向け製品で最上位のSoCに据えています。 以下は前世代と比較してCPU・GPU・NPUのパフォーマンスと電力効率の向上をまとめた表。上段がSnapdragon 8 Elite Gen 6、下段がSnapdragon 8 Elite Extreme Gen 6です。
CPUは最大5GHzで動作する2基のPrimeコアと、最大4GHzで動作する6基のPerformanceコアからなる8コア構成です。Qualcommによると、Snapdragon 8 Elite Gen 6は前世代のSnapdragon 8 Elite Gen 5と比較して、CPU性能が通常モデルで10%、Extremeモデルで13%向上し、CPUの電力効率はいずれも37%改善しているとのこと。 AI機能では、ユーザーの指示を受けて複数の手順を進める「AIエージェント」の端末内での動作を支援します。具体的には、低消費電力で周囲の状況などを処理する「Qualcomm Sensing Hub」とCPUやNPUが連携し、ユーザーの意図や状況を踏まえて計画を立て、複数のアプリにまたがる作業を進める仕組みとなっています。端末内での学習により、写真のフィルターや切り抜き方、メッセージの文体といった好みに合わせる機能も挙げられています。
また、NPUには新たに「Element Accelerator」が搭載されています。前世代比のNPU性能は通常モデルで14%、Extremeモデルで35%向上し、AI処理の消費電力当たりの性能はそれぞれ最大20%、最大33%改善したとしています。 GPU性能は前世代比で通常モデルが35%、Extremeモデルが44%向上し、電力効率はいずれも40%改善しています。さらにExtremeモデルではAI処理用の「matrix cores」を活用する「Adreno Neural Fusion」に対応。これはAIによる超解像やフレーム生成などを組み合わせる描画機能で、ゲーム映像の精細さや滑らかさを高めます。
カメラ関連では、両モデルが画素単位で画像を最適化する「Intelligent Pixel Control」に対応。Qualcommによると、被写体の周囲に生じる不自然な光の縁やフレアを抑え、場面が変化しても映像の一貫性を維持するとのこと。また、「Elite Color Engine」で動画のノイズや色を調整し、「Motion Intelligence」で被写体の動きを予測して手ぶれ補正を支援します。 また、Extremeモデルは「8K解像度で毎秒60フレームの動画撮影」と「4K解像度で毎秒240フレームのスローモーション撮影」に対応します。高品質な動画の撮影や編集に用いる「Advanced Professional Video(APV)」コーデックもサポートし、スマートフォン上での撮影から編集までを支援するほか、動画圧縮規格「H.266(VVC)」のハードウェアデコードにも対応します。
音声機能では、AIで声を強調したり背景の雑音を減らしたりする処理に対応します。「AI Voice Bubble」は周囲の会話や雑音からユーザーの声を分離し、騒がしい場所での通話や動画撮影時に声を聞き取りやすくする機能です。 通信機能には、両モデルとも「Qualcomm X105 5G Modem-RF」を採用し、仕様上の最大通信速度は下り14.8Gbps、上り4.2Gbpsです。衛星を利用する非地上系ネットワークにも対応します。また、無線接続システム「FastConnect 8800」を搭載し、Wi-Fiに加えてBluetooth、近距離の測距などに使うUWB、スマートホーム機器などで使われる Thread をサポートします。 Qualcommは搭載端末を投入するブランドとして、HONOR、iQOO、Motorola、OnePlus、OPPO、REDMI、RedMagic、vivo、Xiaomiを挙げています。 なお、両モデルのスペックシートは以下の通りです。
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