50年に1度の秘仏開帳 「松浦佐用姫伝説」ゆかりの聖観音
佐賀県唐津市浜玉町平原座主(ざす)地区の川上神社境内にある観音堂(殿原寺)に安置されている「聖(しょう)観音像」が10、11の両日、半世紀ぶりに一般公開された。「松浦佐用姫(まつらさよひめ)伝説」ゆかりの秘仏として信仰された聖観音は安産や縁結び、子どもの夜泣きなどに御利益があるとされる。県内外から大勢が訪れ、熱心に願をかけていた。
聖観音像はクス材による丸彫り像で、高さ2・05メートル。内部をくりぬく内刳(うちぐり)もされず、中世的な表現なのが特徴だ。普段は観音堂内の中央にある厨子(ずし)に安置され、秘仏として50年ごとに開帳されており、今回の開帳は1976年5月以来となる。
観音堂には常時拝観できる、准胝(じゅんてい)▽十一面▽千手▽如意輪▽馬頭――の5観音菩薩(ぼさつ)(県重要文化財)も安置されているが、聖観音像とは趣が異なる。背景には「佐用姫観音」とも称される像にまつわるいわれがある。
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