タイ南部で3夜連続襲撃 爆発・放火など75件超、犯行声明なく
タイ南部のパッタニー県で24日夜、武装した複数の男がコンビニエンスストアを襲い、店に火を放ったほか、爆発も起きた。男らは逃走し、駆け付けた警察との間で銃撃戦になった。南部では22日から爆発や放火が相次いでおり、襲撃は3夜連続となった。
治安当局は24日夕、22~23日にナラティワート、パッタニー、ヤラー、ソンクラーの南部4県で、爆発や放火、銃撃などが計75件発生し、11人が負傷したと発表した。自治体庁舎や通信・電力設備、車両などが相次いで被害を受けた。その後、24日夜にも新たな襲撃が起きた。
シーハサック副首相兼外相は24日、治安当局が今回の攻撃を事前に把握していたと明らかにした。ただ、「作戦がいつ実行されるかについては、予測が十分ではなかった」と説明した。
一連の事件に犯行声明は出ておらず、関与した組織などは明らかになっていない。マレーシア国境に近い深南部にはイスラム教徒が多く、かつてマレー系王国が栄えるなど、タイのほかの地域とは異なる文化や歴史的背景を持つ。自治拡大などを求める武装勢力の活動が長年続いている。【バンコク小泉大士】
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