セリフないNARUTO忍劇、異例ロングラン 京都・南座で来年
「週刊少年ジャンプ」連載でアニメ化され、世界的に人気を集めた漫画が原作の忍劇「NARUTO―ナルト―」が2027年2~6月、京都・南座(京都市東山区)で上演される。南座では異例のロングランという。セリフのないノンバーバル(非言語)で、アクション・アクロバットで迫力のある身体演技と、最新技術による映像や特殊効果、歌舞伎劇場ならではの舞台装置を生かして忍術を表現する。キャラクター姿の出演者らが18日、府庁(上京区)で西脇隆俊知事を表敬訪問した。
舞台は忍者たちが暮らす「火の国」の「木ノ葉隠れの里」。落ちこぼれながら「九尾の妖狐」を封印される宿命を背負った少年ナルトが名門一族のサスケらと共に先生役のカカシから指導を受け、過酷な任務を通じて仲間の絆を深めていく。忍者としての昇任試験に挑む中、他の里の忍者との戦いや陰謀に立ち向かうストーリーだ。
岸本斉史さん原作の漫画は1999年から2014年まで700回連載。02年からアニメ作品がテレビ放送された。全72巻の単行本の発行部数は世界で累計2億5000万部を超える。今回の忍劇は「進劇の巨人」「美少女戦士セーラームーン」などの舞台化も手がけてきた植木豪さんが演出する。
製作委員会主催で集英社や府などが協力、京都市などが後援。ナルト役(ダブルキャストの1人)の蒼海竜真(あおいりゅうま)さん、サスケ役のREIさん、カカシ役のHIROMAさんとプロデューサーの松田誠さんらが府庁を訪問した。
松田さんは「役者はオーディションで選ばれ、身体能力が高い。セリフが無いゆえに、いろいろな国の方に見てもらえる。海外からの旅行客にも日本の文化を伝えたい」と話した。役者の3人は漫画やアニメの「NARUTO―ナルト―」のファンでもあるという。
蒼海さんは「ナルトは『意外性ナンバーワン忍者』(の設定)で、自分も意外性は結構あると思う。身体能力をさらに磨き上げ、お客さんを圧倒したい」。父が京都出身というREIさんは「京都の発展のため、日本の文化のためにも頑張りたい。サスケは人気のあるキャラで、自分なりに演じられたら」と語った。
ダンスの世界大会で優勝経験があるというHIROMAさんは「京都はその予選があった街で思い入れがある。ノンバーバルの意味で、いろいろな身体表現や南座の舞台装置を使った演出で国籍に関係なく楽しんでいただければ」と話した。
公演は27年2月1日からで終了日は未定。3月末までのチケットは販売中。全席指定で通常料金は2万円~9500円。詳細は公式サイト(https://naruto-ninjashow.com/)。【太田裕之】
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