台風25号、6人死亡6人不明 千葉では8月から3度目の被災も
台風25号による大雨の影響で、千葉、神奈川両県で21日に土砂崩れが続発した。22日午後7時までに6人の死亡が確認され、6人が行方不明となっている。災害派遣の要請を受けた陸上自衛隊や各県警が、捜索や救助活動を続けている。
千葉県では、8月の豪雨や9月上旬の大雨に続いて3度目の被災となった地域があった。同県佐倉市では利根川水系の高崎川が氾濫。住宅地が広く冠水し、多くの車両が水没した。消防隊などがボートで住民を避難させた。
22日未明には一時、千葉県内だけで5万8000軒以上で停電し、午後になっても4万軒以上で続いた。同県長柄町では数十カ所で土砂崩れが発生。長柄小学校の校庭には大量の土砂が流れ込んだ。
22日未明までの48時間降水量は同県市原市で487ミリに達し、9月の平年1カ月分の2倍超だった。茂原市や館山市、千葉市中央区でも400ミリを上回り、いずれも同地点の観測史上最多となった。JR東日本は線路に土砂が流入した影響などにより、総武線や成田線、内房線、久留里線などの一部区間で運転を見合わせた。
土砂崩れによる千葉県の死者は5人。鴨川市小湊では21日夜、約10軒の住宅が巻き込まれ、80代の男女が死亡、70代男性が行方不明。鴨川市西町では60代男性が行方不明となっている。
神奈川県でも21日午後、住宅に土砂が流れ込む被害が相次いだ。横須賀市長井1の横山淳子さん(64)が死亡し、同市長井2の70代の夫婦とは連絡が取れていない。三浦市南下浦町上宮田の2階建てアパートの1階に住む20代女性、三浦市初声町和田の30代女性と連絡が取れていない。
台風25号は22日朝、日本の東の海上に抜けた。伊豆諸島の東京都大島町には21日にレベル5土砂災害特別警報が出された。大島町の48時間降水量は832ミリに達し、観測史上最多。9月の平年1カ月分の2・4倍以上だった。【平塚雄太、清水夏妃、岩本桜】
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