13歳未満のSNS・AIチャットボット・オンラインゲーム利用を厳しく制限する「EUキッズ法」案を欧州委員会が検討
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EUの欧州委員会が、子どものSNSやAIチャットボットなどの利用を年齢に応じて制限する「 EU Kids Act (EU Keeping Internet Digital Spaces Accountable and Trustworthy:EUキッズ法)」を提案することが明らかになりました。欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は、13歳未満によるSNS利用を禁止し、13歳と14歳については保護者の管理下でのみ利用を認める方針を表明しています。より詳しい規制内容を盛り込んだEU Kids Actは2026年9月17日に欧州委員会から提示される予定です。 2026 State of the Union Address by President von der Leyen - European Commission Representation in Cyprus https://cyprus.representation.ec.europa.eu/news/2026-state-union-address-president-von-der-leyen-2026-09-16_en EU to restrict social media and chatbots for children under 15 https://www.ft.com/content/410db291-f133-4d72-b883-b2d5a32abbf8 EU is set to propose ban on social media and AI chatbots for under-15s | Reuters https://www.reuters.com/legal/litigation/eu-is-set-propose-ban-social-media-ai-chatbots-under-15s-2026-09-14/?utm_source=chatgpt.com フォン・デア・ライエン委員長は2026年9月16日に 欧州議会で行った演説 で、「子どもをオンライン上の危険から守るための新たな規制」について、SNSについてEU全域で共通する最低年齢を設け、13歳未満はSNSを利用できないようにする方針を示しています。また、13歳と14歳については保護者の同意と管理の下で制限付きのアカウントを利用できる仕組みとし、15歳から自分自身のアカウントを持てるようにすることを想定しているとのこと。 欧州委員会が9月17日に提示する予定の「EU Kids Act」はこの仕組みを具体化する法案で、SNSや動画共有サービスだけでなく、オンラインゲームやAIチャットボット、AIコンパニオンなども対象に含め、未成年者向けサービスの設計や年齢確認についてEU共通のルールを設けることが検討されています。
記事作成時点でEU Kids Actの正式な法案本文はまだ公開されていませんが、ロイターや海外ニュースメディアのFinancial Timesによると、この入門用アカウントは保護者の管理下に置かれ、交流できる相手の数や利用時間などが厳しく制限される模様。一方、3歳から12歳については保護者が完全に管理するアカウントを通じて、厳しい安全基準を満たした子ども向けサービスのみ利用できる仕組みが草案に盛り込まれているとのこと。そして、3歳未満は対象サービスの利用そのものが禁止されます。 また、規制は年齢制限だけにとどまりません。草案では、サービス提供事業者に対して、ユーザーを長時間利用させることを目的とした中毒性のある設計や、有害なコンテンツを表示するフィードを避けることが求められているとのこと。子どもが有害なコンテンツを簡単に報告できる機能や、保護者が実際に利用状況を管理できるペアレンタルコントロール機能を用意することも求められます。 加えて、SNSや動画共有サービスでは、新しいアカウントを作成する際にユーザーの年齢確認を行うことが義務付けられる見通し。オンラインゲームについても、ゲームをダウンロードする際に年齢を確認する仕組みが検討されています。これは単に利用者が生年月日を入力するだけではなく、より確実に年齢を確認できる仕組みを導入することで、年齢制限の実効性を確保する狙いがあります。
AIチャットボットやAIコンパニオンも、EU Kids Actで規制対象となる見込みです。草案では、SNSや動画共有サービスと同じ年齢制限をすべてのAIサービスにそのまま適用するのではなく、サービスの種類や利用者の年齢に応じて異なる義務を課す構成が検討されています。未成年者が利用する可能性のあるAIサービスについては、安全性を考慮した設計などが求められることになります。 欧州委員会は、既存のEU法だけでは子どものオンライン利用を十分に保護できないことも問題視しています。現在のデジタルサービス法には未成年者を保護するための規定がありますが、EU全域で共通するSNSの最低利用年齢や、中毒性のある機能そのものを禁止する統一ルールは設けられていません。EU Kids Actでは、加盟国ごとに異なりつつある子どものオンライン利用規制を、EU全体で統一することも狙いとされています。
EU Kids Actは9月17日に欧州委員会から正式に提示された後、EU加盟国と欧州議会による審議に入る見込みです。そのため、今回示されている内容がそのまま法律として施行されるわけではなく、対象となるサービスや年齢制限、企業に求められる具体的な対応などは今後の立法過程で変更される可能性があり、法律として成立するまでには少なくとも数カ月にわたる協議が必要になる見通しです。
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