ロヒンギャ危機から9年 難民120万人の帰還、いまだ見通せず
ミャンマー西部ラカイン州で国軍の掃討作戦により、少数派イスラム教徒ロヒンギャが大量流出してから25日で9年となった。隣国バングラデシュでは約120万人が避難生活を続けるが、大規模な帰還は一度も実現していない。ラカイン州では国軍と少数民族武装勢力「アラカン軍」(AA)の戦闘が続き、ロヒンギャのさらなる流出も止まっていない。
元国連の専門家らでつくる「ミャンマー特別諮問評議会」(SAC―M)は25日の声明で、ロヒンギャへの暴力や迫害が続いていると指摘。インドネシアの元検事総長でSAC―Mメンバーのマルズキ・ダルスマン氏は「残って命を危険にさらすか、逃げて命を危険にさらすかという選択を迫られている」と訴えた。
2017年8月25日、武装勢力による治安部隊の拠点への襲撃を受け、国軍がラカイン州北部で大規模な掃討作戦を開始。70万人以上がバングラデシュへ逃れた。その後も帰還に向けた協議が繰り返されたが、…
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