宝塚歌劇団星組公演が開幕 インド映画「RRR」を舞台化
宝塚歌劇団星組公演「RRR×TAKA“R”AZUKA~√Rama~(アールアールアール バイ タカラヅカ~ルートラーマ~)」が29日、兵庫県宝塚市の宝塚大劇場で開幕した。大ヒットを記録したインド映画「RRR」を舞台化したミュージカル作品で、脚本・演出は谷貴矢。2024年の星組による初演に続き、大義を胸に秘めインド人でありながら英政府の警官となったラーマ役にトップスター・暁千星が挑む。
「RRR」は1920年、英植民地時代のインドが舞台。ラーマは故郷に婚約者シータ(詩ちづる)を残したまま、警官としての任務を冷徹に遂行する日々を過ごしていた。ある日、火災に巻き込まれた子どもを救おうとしたラーマは、危険を顧みず、炎に飛び込む男性と出会う。一緒に子どもを助けたことをきっかけに、互いの素性を知らないまま、友情を育んでいく2人。しかし男性の正体は、ラーマが行方を追っているゴーンド族の守護者ビーム(瑠風輝)だった。
初演はビームが中心だったが、再演ではラーマを主人公にストーリーを再構築して1本立て作品とし、前回描かれなかったシーンも追加された。暁は、長身に赤い制服が映える。友情と使命の間で揺れる心や、シータへの深い愛情を的確に表現。超高速ダンス「ナートゥ」では、瑠風らとともに圧巻のステップを披露した。初演と同じくシータを演じた詩は、芯の強さを感じさせるたたずまい。瑠風は連れ去られた少女を奪還するため突き進むビームの不屈の精神を、全身からにじませた。圧政を敷く総督役の輝咲玲央が、敵役らしい存在感を見せる。
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