裁判Plus 司法のリアル:イヤイヤ期にいら立ち 孤独な母親を狂わせた「悪魔のささやき」
一家が暮らしていたのはワンルームのアパートだった。隣人のいびきが聞こえるほど、壁が薄い。幼い子どもたちの泣き声や走り回る音が響かないよう8畳の部屋にはいつも布団を敷き詰めていた。
借金返済のため、夫は携帯電話の販売店と新聞配達の仕事を掛け持ちしていた。家を空ける時間が長く、女性の孤立は深まった。「かわいいとは思えない」と自治体の保健師に葛藤を打ち明けたこともあった。
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