認知症でも自分らしく 85歳の希望大使「大丈夫、と伝えたい」
「情けないというか、悔しいというか、言葉に言い表せない気持ちだった」。盛岡市の高橋ソノさん(85)は、2022年にアルツハイマー型認知症と診断された。それでも、勇気を出して近所の人に病名を告白すると、かけられたのは温かい言葉の数々だった。岩手県内の各地で体験を話し、「認知症になっても大丈夫だよ」と笑顔で伝えている。
「1日4回洗濯をすることもあった。疲れ切って、体重は10キロ減った」。夫の死後、頭痛がした。病院のMRI(磁気共鳴画像化装置)で頭部を撮影すると、認知症と診断された。
厚生労働省の調査(22年度)の推計によると、65歳以上の高齢者で認知症の人の割合は12・3%。認知症の前段階と考えられる軽度認知障害の人の割合は15・5%。軽度認知障害の人が全員認知症になるわけではないものの、合わせると高齢者の約3割は認知機能にかかわる症状があることになる。
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