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私のライフシフト:独立の契機は“枕の加齢臭” 49歳広告マン、化粧品事業立ち上げ

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私のライフシフト:独立の契機は“枕の加齢臭” 49歳広告マン、化粧品事業立ち上げ

広告大手・電通グループの広告制作会社に勤めていた東京都在住の平敷護(へしき・まもる)さん(51)は3年前まで、制作ディレクターとして多忙を極めていた。

深夜未明にタクシーで帰宅し、昼前には出勤する日々。シャワーをゆっくり浴びる暇もなく、ある日、自分の枕から漂ってきた加齢臭のような臭いにげんなりとした。

<主な内容> ・バスケットボールに打ち込んだ学生時代 ・氷河期のさなか就職するも違和感が… ・広告制作の経験を積もうと必死に働いた ・自分の商品の広告ならもっと面白いのでは ・枕の臭い、「自分ごと」として対策考える ・「自分がする側に回りたい」 ・顧客の反応を直接感じてブランドを磨く ・会社の看板なしで、どこまでやれるか 次回 「絶対無理」はねのけ、45歳で天職の絵本作家に サトシンさん(9月2日午前11時に公開予定)

沖縄県出身。幼少の頃から「過敏だった」という。小学校の運動会では、全校児童が集まった場にいるだけで、プレッシャーを感じて吐いてしまったこともある。

高校はバスケの強豪校に進学。正月以外は練習という厳しい環境下で、3年時には主将を任された。インターハイや国体で全国3位に入る成績を収めたが、平敷さんは「つらかった」と振り返る。

鹿屋体育大学(鹿児島県)に推薦で入り、バスケを続けた。高校時代とは一転、放任主義の監督のもと、のびのびと練習することができ、シュートを決める喜びを初めて味わった。

社会に出た1996年は就職氷河期の真っただ中。しかし、体育大出身という強みを生かし、200倍という高倍率をくぐり抜けて、フィットネス事業を手掛ける会社に就職することができた。

東京都内のフィットネスクラブに配属され、フロントを担当したが、違和感を覚えた。びしっとスーツを着て、さっそうとオフィスビルに出勤する……そんな社会人像を描いていたが、現実とのギャップに拍子抜けした。

それでも、館内の案内図やポップをパソコンで作っている時に、楽しさを感じることができた。そんな時、グラフィックデザイナーをしている高校時代の同級生と再会して刺激を受け、「自分がやりたい仕事は、これだ」と直感した。

「もっと大きな会社で働きたいと思うようになって、デザイナー時代のツテをたどって、たどり着いたのが電通グループの広告制作会社『電通テック(現電通プロモーション)』でした」

電通テックでは、広告制作全体を管理する制作ディレクターの立場になった。営業からの要望をもとに方針を決め、デザイナーとも調整しながら進行を管理する仕事で、これまで培ってきた経験が生きた。

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