25年より買いやすい価格に? 新潟産コシヒカリの出荷始まる
新米価格の下落が懸念される中、新潟県内では11日、県外向けの2026年産コシヒカリの出荷が始まった。この日は、コシヒカリ42トンが県内のほか、関東地方と長崎県に発送された。出荷された新米は県内では11~12日ごろ、県外では18~19日ごろにスーパーなどの店頭に並ぶ見通し。
JA全農にいがた(新潟市西区)によると、昨年は9月10日と12日の2日間でコシヒカリ119トンを出荷したが、今年は25年産米の在庫が積み上がっていることに加え、悪天候の影響で収穫作業が進んでおらず、新米への切り替えが遅れるとみられる。
農林水産省は25年に放出した備蓄米計59万トンのうち21万トンを買い戻すことを表明したが、買い戻し分を除いても、27年6月の民間在庫量は最大で283万トンと、適正量とされる180万~200万トンを大幅に上回る見通しだ。
農林水産省が発表した26年産米の作柄概況(8月15日時点)によると、県全体では例年の平均を「やや上回る」と見込まれている。県内では高温と十分な日照時間に恵まれたことから生育は順調で、県内JAグループ全体でのコシヒカリの1等米比率は8割程度(10日現在)と品質も良好だという。
11日はJA新潟かがやき田上倉庫(田上町)で出荷式が開かれ、JA新潟かがやき経営管理委員会の遠藤一雄副会長は「消費者と生産者が納得のできる価格で販売させていただき、生産者が意欲をもってコメ作りを続けられる環境作りに取り組んでいきたい」と述べた。
JA全農にいがたの町田孝副本部長は報道陣の取材に対し、「(店頭価格は)我々が決めるものではないが、昨年よりも買いやすい価格になると思う」と話した。【福富智】
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