深層サイエンス,宇宙への扉:「スペースX」残骸も月面衝突 宇宙ごみが新時代の生活脅かす?
各国で月面開発が進み、6年後にも人が月に滞在する時代が到来する。一方で加熱する宇宙開発によって、地球周回軌道上の宇宙デブリ(ごみ)は増え続け、ロケット残骸の月面衝突も発生している。月に降り注ぐデブリや隕石(いんせき)は新時代の暮らしの脅威となるのか。
小惑星探査機「はやぶさ2」搭載のカメラなど、宇宙関連の機器の開発に長年携わり、宇宙デブリにも詳しい東京理科大の木村真一教授(宇宙システム工学)はしみじみと語った。
ロケットの残骸や運用を終えた衛星などの不要な人工物である宇宙デブリも増加。月域でデブリの問題が表面化したケースは珍しいが、2022年にも中国のものとみられるロケットの残骸が月面に衝突している。
今年8月には、25年に打ち上げられた米スペースXのロケット「ファルコン9」から切り離された残骸が月面に衝突した。搭載していた日本の「ispace」社などの月着陸船を宇宙空間で分離した後、重力や太陽の光の影響で軌道が変わり、月面に落下した。
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