投手は「8人」 健大高崎ならではの盤石なプランB 夏の甲子園
投手運用を担う生方啓介部長によると、試合前は80球前後までは大橋に任せる予定だったという。だが、大橋の決め球のスライダーに対して佐野日大打線が素早く対応していると見るや、2回31球で早い継投に踏み切った。
2番手の新倉が140キロ超えの速球で三、四回を無失点に抑えると、五回からは2年生左腕の北田莉玖が100キロに満たないスローカーブを交えて翻弄(ほんろう)した。
そして最終回は三塁手ながら最速147キロを誇る3年生の石田翔大が登板。「マウンドに上がれば野手ということは忘れて、自分がエースなんだと思って投げた」と危なげなく3人で締めた。
本職の投手5人に石田翔ら野手3人を含めた8人の投手陣。昨年までチームを支え、プロ入りした石垣元気(ロッテ)や佐藤龍月(オリックス)のような絶対的な存在はいないが、「飛び抜けた投手がいなくても、エースの石垣(聡志)や北田たち下級生がいい投球をしてくれている。これからも継投は武器になる」と石田翔。ハイアベレージの投手をそろえ、過去最高に並ぶ8強入りを決めた。【皆川真仁】
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