「若い人も知って」 米同時多発テロ25年、遺族が川崎で展示会
米同時多発テロから25年を迎えるのを前に、事件で長男を亡くした住山一貞さん(89)=東京都目黒区=が21~23日の3日間、川崎市中原区の市平和館で、事件について考える展示会を開く。住山さんは「9・11を知らない世代が大人になっている。どのような事件だったか、若い方に知っていただきたい」と呼びかける。
2001年9月11日、米国の4機の民間機がイスラム過激派に乗っ取られ、うち3機がニューヨークの世界貿易センタービルなどに突入し、日本人24人を含む2977人が亡くなった。住山さんの長男の杉山陽一さん(当時34歳)はその一人で、世界貿易センタービル南棟にあった富士銀行(現みずほフィナンシャルグループ)の支店に勤務していて巻き込まれた。
事件はなぜ起きたのか。住山さんはそのことを知るため、毎年のように現場に足を運んだ。さらに米国の独立調査委員会が発表した報告書を読み込み、全文を翻訳した「9/11レポート」と解説書「9/11の真実を求めて」(いずれも「ころから」刊)を出版した。
22日午後1時半には、住山さんが会場でトークイベントを開く。どんな事件だったのか、イスラムとは何か、自衛隊の海外派遣がイスラム諸国でどのように受け止められているか、について考えてきたことを話すという。先着40人。【青島顕、林奈緒美】
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