ツシマヤマネコ飼育30年 福岡市動物園がつなぐ命のバトン
福岡市動物園(福岡市中央区)が、国指定天然記念物のツシマヤマネコの飼育開始から30年の節目を迎えた。唯一の生息地である長崎県対馬市の比田勝尚喜市長から吉栁善弘園長に感謝状が贈られ、4年ぶりに誕生した雌の子猫の名前が「なぎ」と発表された。
市動物園は1996年、国内で初めてツシマヤマネコの飼育を開始。培った繁殖技術や飼育ノウハウを全国の動物園と共有するなど、希少種保全の一翼を担っている。各地でこれまでに88匹が生まれ、約7割の63匹が市動物園で誕生した。
野生のツシマヤマネコは100匹弱と、いまだに絶滅の危機にある。9月末現在、市動物園の7匹を含め国内10施設で計36匹が飼育され、命のバトンをつないでいる。
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