北大アカハラ 教職員組合「対応に問題」 大学に説明など要求
北海道大理学研究院の化学部門で複数の准教授が教授会によって孤立させられ「組織的なアカデミックハラスメント」を受けていた問題で、北大の教職員組合は16日、大学に対し、事実の公表や説明、被害を受けた元准教授らに謝罪などを求める要求書を提出した。組合は「現状の対応には大きな問題がある」としている。
組合は「本件は個人間のハラスメントではなく、教授会という大学の意思決定機関において組織的に行われた人権侵害である点が、極めて重大かつ深刻な事態」とし、大学の問題に対応する迅速性や主体的な情報公開・説明がないことを問題視した。
組合は要求書で、個人情報やプライバシーに配慮した上で組織的アカハラの認定事実の概要や調査の経緯、大学の対応方針について、教職員や学生、社会に向けて公表・説明することを求めた。
個人情報の匿名化と公的組織によるハラスメントの説明は両立できるとし、「重大な組織的不正を自ら説明しないことは、被害者の尊厳をさらに傷つけ、国立大学法人としての社会的責任を果たさないことになる」と指摘した。
また、被害を受けた元准教授らに対し、公式な謝罪と研究・教育環境の十分な回復やキャリア支援などの救済措置、適切な補償措置を講じる▽組織的アカハラがなぜ容認・継続されたのか原因の解明と関与した役職者の責任を明確にする▽再発防止策の策定と公表――なども要求した。
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