「古里再生は悲願」"DASH村"舞台の被災地で闘い続く 福島
緑に囲まれ、日本の典型的な田舎の風景が広がる福島県浪江町津島地区。平安時代の創建と伝えられる稲荷神社があり、300年以上続く「田植え踊り」は県重要無形民俗文化財に指定されている。アイドルグループが農業に従事する民放の番組の「DASH村」も津島にあった。その地区で今、憲法を巡る闘いが続いている。
7月の終わり。津島にある築130年の「松本屋旅館」で、4代目の今野秀則さん(79)が広間の窓を開け、空気を入れ替えていた。「私につながる一族の暮らしの苦しみ、喜びが柱の一本一本にも染みこんでいる」と、鴨居(かもい)にかけた曽祖父母、祖父母、父母の遺影に目を向け、自らを奮い立たせるように言った。「古里を取り戻すためには一人一人が意識的に努力しないと。自己の存在証明みたいなものだから」
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