2脚2輪:「タロウ」はOKでも「アドルフ」はNG ドイツの名付け事情
2024年8月。私(記者、40歳)はベルリンでの出産予定日を前に、日本から持ってきた「赤ちゃんの名付け辞典」とにらめっこしていた。娘の名前がなかなか決められない。
ドイツにも「名前の流行の変遷」はあるのだろうか。ふとそんな疑問を抱いた。名前の流行を研究しているクヌート・ビーレフェルトさんに会いに、独北部アーレンスブルクを訪ねた。
「ドイツでも、それまで存在しなかった名前が次々と考え出されています」。ビーレフェルトさんは開口一番、そう教えてくれた。「『自分の子どもは特別だから、名前も特別であるべきだ』と考える親はたくさんいますからね」
ビーレフェルトさんによると、最近は「M・L・N」を使った母音を多く含む名前が増えているという。例えばメリナ、マレニ、メロナ……。「組み合わせを変えればいろいろな選択肢ができます」
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