ネパール・中国の大洪水 死者273人、不明者1300人超に
ネパールと中国の国境付近で発生した洪水と土石流で、在ネパール日本大使館は27日、ツアーに参加していたとみられる日本人5人と連絡が取れていないと明らかにした。ロイター通信などによると、被害があったネパールと中国では、計273人が死亡し、外国人を含む1300人以上が行方不明となっている。被害の全容は分かっておらず、規模はさらに拡大する可能性もある。
洪水は26日午前にネパールと中国の国境地帯で発生。中国西部・チベット自治区からネパール中部のラスワ郡へ流れる河川で、多数の家屋や発電所などのインフラ施設を押し流した。ネパール当局によると、19の橋と道路が40キロにわたり損壊した。
ロイター通信などによると、ネパール側の死者は少なくとも270人で、行方不明者は500人以上の外国人を含む826人。中国側では、ネパールと国境を接するチベット自治区シガツェ市キドン県で、3人が死亡し、外国人260人を含む558人が行方不明になったと報じられている。両国の当局が捜索や救助活動を進めている。
チベット自治区内の聖地へ巡礼地に向かう旅行者が多く訪れていたとみられ、ネパール側で行方不明になった外国人の出身国はインド▽米国▽マレーシア▽ウクライナ▽オーストラリア――など33カ国に上る。日本の外務省関係者によると、日本人5人は旅行会社のツアーに申し込み、ネパール人運転手とともに連絡がつかなくなったという。
洪水の原因は不明だが、氷河の崩壊で発生した氷や土砂により河川がせき止められ、その後決壊して土石流や洪水につながった可能性が報じられている。周辺では2次災害が懸念されている。
高市早苗首相は27日、X(ツイッター)で洪水について「皆様の状況を案じ、かけがえのない命が守られますよう、ひたすらに祈っています」と投稿した。【松本紫帆(ニューデリー)、畠山哲郎(北京)、田所柳子】
この要約はメディアの公開フィードから5Newsが集約したものです。 文脈も含めた全文はmainichi.jpにあります — コンテンツの権利はMainichiに帰属します。