「発達障害に生まれてよかった」 発想と追求で築いた1兆円企業
創業者の似鳥昭雄・ニトリホールディングス(HD)会長(82)が子供の頃から抱いていた会話への苦手意識は、事業を立ち上げた後もつきまとっていた。
お盆休みにじっくり読みたいストーリー。2026年3月の記事を再掲します。年齢、肩書は初掲載当時 全2回の後編です 前編 1件も契約取れずクビ、10社不採用…どん底からのニトリ創業
巨大なショッピングセンターを歩くと、日本の3分の1ほどの価格でソファ、ベッド、ダイニングセット、カーペットなど、あらゆる生活用品が並んでいた。当時の日本の家具店にはない商品ばかりだった。
人との対話や記憶は苦手な一方、思いついたら一直線に突き進む。後に発達障害の一つ、注意欠如・多動症(ADHD)だと明らかになる似鳥氏の特性が、ここから発揮されていく。
手始めに販売したのはカーペットだった。続いてカーテン、食器、調理器具、家電――。消費者の視点に立って「不平」「不満」「不便」を探しだし、それを解消するような商品を市場に投入し続けた。
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