27年度予算、国債費36兆円で調整 過去最大、想定金利3.8%
財務省は2027年度予算の概算要求で、国の借金である国債の償還や利払い費に充てる国債費の要求額を、過去最大の約36・6兆円とする方向で調整に入った。利払い費の算出に使う想定金利を26年度の3・0%から3・8%程度に引き上げることから利払い費が大きく増える。国債費は26年度の31・2兆円から5兆円以上膨らむ見通し。
18日の東京債券市場では一時、新発10年物国債の利回りが2・945%に上昇(価格は下落)した。政権の積極財政に対し市場が警戒感を強め、約30年ぶりの高水準で上昇傾向が続いている。こうした市場の動向を反映させた形だが、最終的には年末の予算編成時の状況を踏まえて決定する。
低金利時代に発行された国債が今後、高い金利で借り換えられていくと、さらに利払い費が増大し財政を圧迫する恐れがある。国債費の増加は自由に使える政策予算も減ることになり、財政の硬直化を一段と招くことになる。【中津川甫】
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