無料で5分間ほぼ世界中のどこにでも電話できる「Playa Phone」
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アメリカ・ネバダ州の荒野で毎年8月末から9月にかけて、何もない平原に街を作り上げて数万人が共同生活しわずか1週間には街を丸ごと撤去するという巨大イベント「 バーニングマン 」が開催されます。そんなバーニングマンの期間中、世界中のほぼどこへでも5分間無料で電話をかけることができる電話ボックス「 Playa Phone 」が設置されています。 Playa Phone https://playaphone.com/ Thousands of Burning Man attendees use this phone to call home https://www.sfgate.com/sf-culture/article/burning-man-pay-phone-19736797.php Playa Phoneはバーニングマン会場に設置された電話ボックスで、誰でも無料で使うことができます。普通の電話ボックスですが、内部の仕組みを改造して、料金の支払いを受け付けないようにしてインターネット経由で電話をかけられるようにしているとのこと。
Playa Phoneから5分間無料で世界中のほとんどどこにでも電話をかけることができるほか、Playa Phoneにも電話番号が設定されているため、Playa Phoneに電話をかけることでランダムなバーニングマン参加者と会話することができます。 Playa Phoneのページでは、Playa Phoneの使用状況について記録されています。記事作成時点では直近の通話は12分前、過去1時間の通話時間は17分59秒となっていました。
サンフランシスコに拠点を置くニュースサイトの SFGATE の2024年の記事では、実際にPlaya Phoneを使用している様子がより詳細にレポートされています。以下は、Playa Phoneをアップで撮影したもの。
Playa Phoneはテクノロジー専門家が率いる長年のバーニングマン・ キャンプである「 空飛ぶスパゲッティ・モンスター教 の寺院」の前に設置されています。
Playa Phoneはバーニングマン参加者のアーロン・ホプキンス氏が2013年に考えたもの。ホプキンス氏はバーニングマン会場から自宅にいる幼い子どもに電話をかけたかったものの、バーニングマン会場では携帯電話なども基本的にサービス提供範囲外となっていることに加えて、他者と出会いコミュニティを形成して助け合いながら生活することなどが理念となっているため、イベント中に携帯電話を使っていることを他の参加者にとがめられたそうです。 そこでホプキンス氏は古いコイン式電話機を改造し、VoIPアダプターに接続されたプッシュホン式の回路基板に交換してPlaya Phoneを製作しました。バーニングマンに設置する際には地中に埋設されたイーサネットケーブルから電源供給を受け、VoIPプロバイダーを介してインターネット経由で通話を行います。長年バーニングマンのセンターキャンプにあるサービスを利用していましたが、2023年からはStarlinkに切り替えることでより安定して稼働しています。 ホプキンス氏はSFGATEの取材に対し「数分間だけでも現実世界と繋がることができれば、バーニングマンで過ごす時間が大幅に良くなるのは自分だけではないだろうと考えました。それをアートプロジェクトにすれば、人々に受け入れてもらいやすいだろうと思ったのです」と語りました。 2026年のバーニングマンではホプキンス氏が参加していないため、サンフランシスコのIT専門家であるテッド・シュンドラー氏が持ち込んで設置しています。 Reddit にホプキンス氏が投稿した内容によると、2025年のバーニングマンでは23か国の835の連絡先に1460件の通話が成功したそうです。また、Playa Phoneへの着信は676件成功したとのこと。着信通話の成功率はわずか12%で、72%は話し中、16%は応答なしだったため、「何度もかけなおす必要があっても気にしないでください」とホプキンス氏は呼びかけています。また、ソーシャルニュースサイトのHacker Newsにもホプキンス氏が 登場 し、さまざまな質問や要望に回答しています。
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