北海道がダントツ、計128カ所も…道の駅 全国の1割占める
国土交通省が1993年に登録を始めた「道の駅」は、無料で24時間使える駐車場やトイレを備えた「休憩」、道路や地域の観光などの「情報発信」という道路利用者へのサービス提供に加え、地域活性化の拠点として役割を広げてきた。
にぎわい創出を期待した自治体などが主要道路沿いに整備。2025年12月現在、全国で1231カ所に増えた。道内には全国の1割を超える128カ所あり、数は都道府県別で全国1位。2位以下を大きく引き離している。
道内では、雄大な眺望や、新鮮な地場産食材やグルメ、自然を生かしたアクティビティーが楽しめる施設が多く、観光の目的地にもなっている。旅行情報誌「じゃらん」を発行するリクルート(東京都)による満足度ランキングでは、食などで独自色を打ち出した施設が上位に入る。
共和、江差町が27年にオープンを目指すなど新設の動きが活発な一方、25年12月には遠軽町の道の駅「まるせっぷ」が登録を取り消され、赤井川村では指定管理者選定を巡る混乱で一時休館を余儀なくされるなど、順調な施設ばかりではない。
雪や寒さで利用者が減る冬期の売り上げ低下や施設の老朽化、少子高齢化や過疎化に伴う人手不足、経営基盤が弱い第三セクターや地元団体による運営が多いといった課題も残る。
国交省は、観光だけでなく防災機能などを加えた地方創生を加速させる拠点としても位置付けている。「まち」と「道の駅」を一体的に連携させてリニューアルする取り組みへの支援に着手し、25年に第1弾の重点支援先として全国10施設を発表した。
留萌市の道の駅「るもい」は道内から唯一選ばれた。アウトドア販売大手のモンベルの大型店舗を誘致し、JR留萌線廃止を受けた鉄道敷地との一体的な整備も目指している。【横田信行】
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