台湾に新型「新幹線」到着 特大荷物置き場を拡大 27年運行へ
日本の新幹線システムを導入している台湾で15日、日本製の新型車両が南部・高雄港に海路で到着した。モデルチェンジは2007年の開業以来初めてで、旺盛な需要に応えて輸送力を向上させる狙い。試運転を重ね、27年7月にも営業運転を始める。
運行する台湾高速鉄道(台湾高鉄)によると、新型車両「N700ST」はJR東海の最新型「N700S」をベースに開発。12編成(1編成は12両)を購入し、「700系」が基になった現行車両「700T」に加えて活用する。
15日に到着した第1陣は日立製作所笠戸事業所(山口県下松市)で製造され、運搬船で運ばれた。高雄港で行われた記念式典では、シンボルカラーの白地にオレンジのラインが引かれた車両が船から大型クレーンで慎重に降ろされた。車両がトレーラーに収まると大きな拍手がわいた。
新車両の開発・製造は23年に日立・東芝の企業連合が総額1240億円で受注した。最高速度は時速300キロ。輸送能力を最大25%引き上げるほか、緊急時に外部からの電力供給を受けずに走行できるなど安全性も高めた。全座席に充電用コンセントが付くほか、大型スーツケースを使う乗客の需要に応え、特大荷物用の棚を114個分とほぼ倍増させた。座席数は現行より2席少ない1編成975席。
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