土石流 中国側で行方不明の外国人に日本人は含まれず 地元当局
ネパールと中国の国境付近で26日発生した土石流で、中国国営新華社通信は30日、中国側の死者が16人、行方不明者が546人になったと報じた。中国は、警察や軍兵士ら2141人を被害のあった西部チベット自治区シガツェ市キドン県の災害現場に投入し、行方不明者の捜索のほか、遺体の移送や身元確認作業を急ピッチで進めている。
新華社や国営中央テレビによると、自治区当局などは30日の記者会見で、中国側で行方不明となっている外国人261人の国籍を発表した。内訳は、多い順にネパール104人▽インド49人▽ラトビア33人▽米国18人――などで、23カ国に上った。日本人は含まれていなかった。
また、国境付近にできたせき止め湖について、「現在、全体的な状況は安定しており、瞬時に全体が決壊する可能性は小さい」と説明した。流出量が流入量を上回り、たまった水が放出されているという。
専門家によると、中国時間26日午前10時52分(ネパール時間同8時37分)ごろ、ネパール側の標高5200メートル地点の山の斜面にある氷河が崩落し、「氷雪崩」が発生。土石流となってキドン県の国境検問所を襲った。氷河の崩壊から土石流が検問所に到達するまでの時間は6~7分程度だったという。【北京・畠山哲郎】
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