露光計:「母親英雄」復活と巨額の支援計画 有事下ロシアの人口対策とは
「私はもうすぐ42歳。10人の子供の母親です。5人は実子、5人は養子です」。子供の権利担当のロシア大統領全権代表、マリヤ・リボワベロワ氏が講演で自己紹介すると、拍手で会場が沸いた。
8月上旬、モスクワ近郊の湖畔で開かれた夏季セミナーでの一場面だ。各省庁の若手官僚ら数百人が参加し、出生率の向上策などについて質疑応答も交わされた。
夫婦は子供を持つべきで、人数は多いほどよい――。こうした思潮は近年のロシアでは顕著で、政策にも反映されている。「伝統的価値観の重視」という点で、性的少数者への厳しい姿勢と通底する。
「国際児童の日」の6月1日、プーチン大統領はある表彰式のスピーチで語った。「私たちはロシアにおいて大家族が多くなるような環境づくりに努め、子育て世帯の利益を中心に据えて国家プロジェクトを構築している」
表彰されたのは各地から選ばれた九つの大家族の親たちで、「母親英雄」勲章などが授与された。会場となった大統領府の大広間には幼い子供たちの姿もあり、和気あいあいとした雰囲気が漂った。
【写真で見る】ロシアの「母親英雄」復活 8/30 06:59 ロシアで量産される戦争絵画や軍人像 国営アート集団の実態とは 7/17 18:00 詩聖プーシキンとモルドバ 揺れる露欧対立の最前線 5/9 05:30 ロシアが誇示する帰還軍人優遇 裏で学生の勧誘進み、戦傷者増加 4/16 12:00 出生率2.95の「奇跡のまち」 注目浴びる独自の子育て支援 6/21 05:00 子ども1人に最大875万円支援 「超少子化」のシンガポールで 8/24 11:02 あわせて読みたい この記事の特集・連載 連載 露光計 フォロー すべて見る この記事の筆者 真野森作
この要約はメディアの公開フィードから5Newsが集約したものです。 文脈も含めた全文はmainichi.jpにあります — コンテンツの権利はMainichiに帰属します。