長期金利、一時3%突破 30年ぶり高水準 財政懸念で国債売り
1日の東京債券市場で、長期金利の指標である新発10年物国債の利回りが上昇(債券価格は下落)し、一時3・0%の大台を突破した。日本相互証券によると、1996年9月以来30年ぶりとなる高水準となった。前日の米金利上昇が東京市場にも波及した。日銀の9月利上げ観測も根強く、国債売りが続いている。
米軍がイランの軍事施設を攻撃したことを受け、原油の供給リスクが高まったことが原油価格の高騰を招いており、物価上昇(インフレ)への警戒感が強まったことも、日米それぞれの国債売りを誘っている。
国内では前日に締め切られた2027年度予算の概算要求総額(一般会計)が過去最大の143兆円前後に膨らむ見通しとなり、財政悪化懸念が拡大。利払い費が増える高市早苗政権の積極財政は金利の上昇圧力になっており、国債売りにつながっている。
今月17、18日に控える日銀の金融政策決定会合を巡り、市場では利上げに踏み切る見方が大勢を占めていることも国債売りを誘引している。国債は金利が上がると既存分の価値が下がる仕組みのため、より有利な金融商品へ乗り換える動きが起きる傾向にある。
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